いよいよ「福島県高等学校演劇コンクール」(以下「県大会」)が始まりました。今年は昨年の16校からは2校少ない14校の出場校での大会となります。昨年は、東北大会が福島県で開催されましたので、開催地のいわき地区が「開催地枠」として県大会への出場校数を1校増えており、今年はそれがないために1校減となっています。また、本県は地区大会での上演校数に応じて県大会への出場校数が決まっています。残念ながら県中地区にて9校という上演校数であったため、2校の推薦となりました。(10校から3校の推薦となっています。)
審査員の方々は、劇作家・演出家で劇団燐光群主宰の坂手洋二先生、「青年団」演出部所属で「うさぎ庵」主宰の工藤千夏先生、群馬県の新島学園中学・高校で演劇部顧問をされている大嶋昭彦先生の3名です。3名ともとても落ち着いた雰囲気をお持ちの方で、お会いした当初は話しかけづらいかなと思いましたが、全くの杞憂でした。(工藤千夏先生とは以前より面識はありましたが。)開会式での審査員紹介を連盟事務局が行うのですが、柄にもなくけっこう緊張してしまい、うまくご紹介することができませんでいした。この場を借りてお詫びします。
初日は5校の上演でした。福島県は「幕間講評」というものを行っており、幕間(休憩)20分間の中で、審査員の方から講評をいただきます。上演後すぐに衣装を着たままの役者や演出などの生徒が審査員の前に並び、アドバイスをいただきます。上演後すぐの講評はかなり難しいものではありますが、3名の先生方は的確に、時には厳しく、時には温かく講評をしてくださいました。(大嶋先生は初めてのことということで、打ち合わせの時には良いアドバイスができるか、少し不安であったようです。関東ブロックでは幕間講評というものは採用していないとのことでした。一般的には、最終日にまとめて行うことが多いでしょう。)
ところで、福島県大会の初日の29日は、実は山形で東北大会の舞台打ち合わせの日なのでした。福島以外の東北5県は、すでに12月15日から開催される東北大会に出場する代表校が決まっております。福島県が最後なのです。ここで他県の代表校をちょっと紹介したいと思います。
青森県・・・青森中央高校、弘前中央高校
岩手県・・・久慈高校、大船渡高校
秋田県・・・湯沢高校、聖霊女子高校
宮城県・・・石巻北高校・仙台三桜高校
山形県・・・酒田西高校・山形東高校・酒田東高校
という顔ぶれです。福島県大会が12月1日に終わって、何と2週間後に東北大会です。気候的には寒い時期ですが、きっとまた熱い東北大会になることでしょう。そういえば、以前山形の東根で開催された東北大会のときは大雪でした…。
では、福島県大会2日目です。今年は平日開催ということもあって、客席が少し寂しい感じがします。ぜひ、みなさん足を運んで高校生たちの瑞々しい演技、舞台をご覧いただきたく存じます。よろしくお願いします!